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ロイストン・タン監督最新映画「881(パパイヤ)」公開-日本での上映も
(2007年08月14日)
シンガポール国籍のミュージカル映画「881(パパイヤ)」(ロイストン・タン監督、ツァオウェイ・フィルムズ製作)が、8月9日よりゴールデンビレッジ系シネマなど、シンガポール国内全27館で公開されている。
本映画はシンガポールを代表する若手映画監督ロイストン・タンさんの脚本、監督によるもので、シンガポールのストリート・キッズについての映画「15:ザ・ムービー」(2003年)、母親の恋人と二人暮らしの11際の少年が主人公の映画「4:30」(2006年)に続く同監督による長編映画の第3作目。上映時間は105分。映画中に使われている主な言語は北京語と福建語。タイトルの「881」は北京語で読みが似ていることから「パパイヤ」と読む。
ストーリーの舞台はシンガポール。日本でいうお盆にあたる陰暦の7月をむかえた時期。この時期シンガポールでは街中の駐車場や空き地など500カ所以上で仮説ステージが建てられ、ステージ上で「歌台(ゲータイ)」と呼ばれる歌やダンスやトークなどのパフォーマンスが連夜催される。「歌台」は帰ってきた霊魂を楽しませる意味があるという。
主人公はこの「歌台」でパフォーマンスする女性二人のグループ「パパイヤ・シスターズ」。福建語で歌う二人は人気者になるが、「ドリアン・シスターズ」というテクノパフォーマンスのユーラシアン・グループがライバルとして登場し物語が展開される。
タン監督は「陰暦7月の香港や台湾では厳粛な祭事が行われているのだが、歌台のような派手なショーが行われるのはシンガポールだけ」と話している。また「小さい頃は毎年家族で歌台を見にいていたし、成長してからは国中の歌台をハシゴしている。自分にとって愛着のある歌台をすたれさせないためにも、映画にしたかった」とも。
タン監督は長編映画デビュー作「15」で一躍有名になった。取り扱ったテーマと映像が過激なことから、同映画は一旦シンガポール国内で上映が禁止されていたが、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、釜山(韓国)、ドゥービル、リヨン(共にフランス)など世界各地の映画祭での評価が高かったこともあり2006年にはシンガポール国際映画祭での一度限りの上映が許可された。その際チケットは前例にない早さで売り切れたという。このほかタン監督は短編映画などの実績もふまえ、2004年には米「タイム」誌によって「アジアのヒーロー20人」にも選ばれていた。
なお、映画「881」の製作にあたり、映画製作およびテレビ番組制作会社ビーワイルド(大阪市北区)の若杉正明社長らが日本から参加している。また来年には日本での劇場公開も予定されている。
映画「881(パパイヤ)」公式サイト
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