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シンガポール製映画のみ上映する映画館「sinema」オープン
(2007年12月17日)
シンガポール映画のみを上映する国内初の映画館「Sinema Old School」(11b Mount Sophia Rd #B1-12)が12月12日、開館した。同館名はシンガポールの「sin」と「cinema(映画館)」を掛け合わせて名付けられた。
10万シンガポールドルをかけて改装された同館は、面積2,000平方フィートの2階建てビル。1階には小売店、スナックバーとHD映画を制作できる施設、130席の映画館は2階にある。映画制作者を支援するインキュベータープログラムも提供。情報・通信・文化省の援助を受けて開発されたカリキュラムは24カ月間で、アップル社とパナソニック社の最新テクノロジーと機器を使用して、2008年末までに23もの映画を制作する。
同館が位置するマウントソフィァ地帯はもともと女子校で、10月に政府から買収した個人実業家ら3人によって大幅に改装された。大手広告代理店「Saatchi & Saatchi」「コムデギャルソン」のオフィスやハイエンド雑誌を出版する「SINGAPORE TATLER」など30もの芸術系の事務所が入居し、創造的クラスターの形成を目指したクリエーティブアート・ハブとして注目されている。
同館を設立したのは映画監督の2人。プロカメラマンで、芸術修士号を取得中の現役学生でもあるニコラス・チーさんとデザインエージェント会社を経営するランディ・アンさん。2005年にテマセク工科大学のビジュアルコミュニケーションプラグラムで2人は出会い、5分短編映画「I’ll Live A Day For You」を共同製作し、今年8月に映画「ビカミング・ロイストン」を発表した。
近年のシンガポール映画産業はドキュメンタリーと短編映画が多く製作されているが、ミニシアターが少ないシンガポールではこれらの作品は表に出ることがない。同館の設立のきっかけについて、アンさんは「シンガポールは自国の映画産業がどこかに向かっているということを知るために物理的なスペースが必要だった」と語る。「これで映画製作者は言い訳ができない。ここであれば、大手映画館に受け付けられなくても上映できる。良い映画だろうが、悪かろうがシンガポール製であればね」とローカル製作者からの出品を歓迎する。
エリック・クー監督の「12 Storeys」を皮切りに、東京国際映画祭で最優秀アジア映画賞受賞対象となった「Singapore Dreaming」、ヒット作品「The Teenage Textbook」「Forever Fever」、ケルビン・トン監督の「Eating Air」「1942」など、1960年から今日に至るまでの多数の映画の上映を予定している。
鑑賞料は一般5ドル。上映は毎週月曜・水曜・金曜・土曜。火曜、木曜は貸し切り。
Sinema old schoolシンガポールのクリエーティブ産業を見直す運動-NPO団体がリード(シンガポール経済新聞)ネット上で話題を集めたカルト系作品、星のミニシアターで公開へ(シンガポール経済新聞)
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