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シンガポール国立大学、「セカンドライフ」にバーチャルキャンパス
(2008年04月03日)
シンガポール国立大学(NUS)は3月12日、インターネット上の3D仮想世界セカンドライフ内にバーチャルキャンパス「NUSセカンドライフ」を開設した。過去にシンガポールでセカンドライフ内に進出した大学はいくつかあるが、NUSのように学生でない一般ユーザーがキャンパスを利用できる大規模な取り組みは初めて。
同校は、2007年3月からバーチャルキャンパスを開設するプロジェクトを立ち上げ、昨年11月から実際に企画・制作に取りかかった。3フェーズから成るプロジェクトは、セカンドライフを開発したリンデンラボ社(米国)の元社員らも関わり、完成は今年6月の見込み。
「実際のキャンパスではおとなしい学生に、もっと発言する機会をもたせたい」という考えから、NUSセカンドライフは「オープンでフレンドリーなバーチャルキャンパス」がコンセプト。講義の受講、サークル活動以外に、ダンスパーティーやイベント開催などのキャンパス活動など、実際のキャンパスでできることはもちろん、難しいことや実現不可能なことも行えるという。
NUSセカンドライフ内で講義を行ったタン・チュアン・フー教授は「バーチャルキャンパスでは外部からの特別講師が受け入れられやすいという点が生徒には喜ばれている。実際のキャンパスへ(特別講師が)足を運ぶことは頻繁にはできないが、バーチャルの世界ではそれが可能」と話す。フー教授はさらに、セカンドライフ内での授業は時間に束縛されることが実際の授業より少ないので、生徒とより深く関わることができるという。
2月末までに行われた授業はIT関連の3科目。それぞれ約10回の講義に、計505人の学生が参加。NUSセカンドライフのメディアプロデューサー、ジョン・ヤップ・イン・ギーさんは「現段階のセカンドライフ内での授業は、実際の授業を補足する役割のもの。近いうちに、一般ユーザーも対象にしたNUSセカンドライフ独自の授業を提供していくことも念頭に置いている」と話し、「シンガポールとして、学生が楽しめる心地よい空間を提供するアカデミックなバーチャルキャンパスをアピールしていきたい」とも。
NUSセカンドライフの登録者数は2月末までで3,649人。3月の開設後からは、1週間に200人の割合で登録者が増えている。
NUS Second LifeNUS Second Life フォトフラッシュシンガポール国立大学シンガポールで「仮想空間会議」−米ニューヨーク以外で初の開催(シンガポール経済新聞)
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