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演劇ユニット「チェルフィッチュ」、今年の海外ツアー開始−アジア初公演
独特の身体表現とくだけた会話調のセリフ回しに定評のある劇団「Chelfitch(チェルフィッチュ)」が4月25日・26日、エスプラネード・シアター・オン・ザ・ベイ(1 Esplanade Drive)のシアタースタジオで今年の海外ツアーを開始した。同劇団の海外公演は、昨年のブリュッセル、パリに続いて3都市目で、アジアでは初公演となる。
チェルフィッチュは、劇作家・小説家の岡田利規さんが横浜を拠点に1997年に設立した新鋭の演劇ユニット。イラク戦争開戦時の前後5日間に東京の渋谷と六本木で繰り広げられる男女7人の物語を描いた「Five Days in March(三月の5日間)」が2004年の第49回岸田國士戯曲賞を受賞。その後、東京をはじめ、日本各地、海外へと活動の場を広げている。
今回も昨年の海外公演同様「三月の5日間」を上演した。同劇団のマネジメント会社「プリコグ」のプロデューサー中村茜さんは、シンガポール公演が実現したきっかけについて、「昨年ブリュッセル公演に来た観客の1人がエスプラネードのディレクターの友人で、彼に『あれは絶対に呼ぶべきだ』とメールをしてきたことから」と振り返る。
アジアの都市を訪れるのは、シンガポールも含めて初めてだという岡田さんは「ここは都市として、計画されたものへの到達度が東京よりも高いという気がする。そうした意味で東京よりも先を行っている感じがして、そこが好き」と印象を語り、公演の感触については、「若い人が多いのに驚いた。東京でも20代の観客は見に来るが、ここでは10代が熱心に見てくれて感激している」と話す。
シンガポール公演を終えたチェルフィッチュは、来月はミラノ、ブリュッセル、ウィーンで今年3月の東京公演で披露した新作「フリータイム」を含む作品を上演し、来年3月までに世界約20都市での公演が控えている。日本では札幌公演を予定しているという。
チェルフィッチュ気鋭演劇ユニット「チェルフィッチュ」が新作公演−3月西麻布で(2008-04-28)
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