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第61回カンヌ映画祭-「パルムドール」にシンガポール映画が初ノミネート
(2008年05月19日)
第61回カンヌ国際映画祭が5月14日、フランス南東部のカンヌで開幕し、エリック・クー監督の「My Magic」がシンガポール映画としては初めて最高賞の「パルムドール」を競うコンペティション部門にノミネートされている。
作品は、重度のアルコール中毒を抱える中年のマジシャンが息子との絆を取り戻していく物語。実在する街頭芸人フランシス・ボスコさんがモデルで、彼自身映画で自らの役を演じている。インド系シンガポール人であるボスコさんの母語であるタミール語を全面に使用しているのが特徴。
シンガポールで著名なクー監督は、「Mee Pok Man」(1995年)をはじめ、4本の長編映画を製作してきた。第2作の「12 Stories」は1997年、シンガポール映画として初めてカンヌ映画祭で公式上映され、第3作の「Be With Me」も2005年に、ノンコンペティション部門の監督週間部門オープニング作品としてカンヌで上映された。昨年は長年の功績が認められ、フランス政府から芸術文化勲章、今年はシンガポールで文化勲章が授与された。
今回のコンペティション部門への出品についてクー監督は「信じられない気持ち。今までどんなスターが現れるか眺めていただけのレッドカーペットを、自分も歩くことになるなんて夢のよう」と喜びを表し、「この映画は、まさに作られるべくして作られた運命の映画」とも。
オープニングで上映された、木村佳乃さんも出演したカナダ・ブラジル・日本合作「ブラインドネス」ほか、21作品がノミネートされているパルムドールの発表は最終日の25日。今年は俳優のショーン・ペンさんが審査員長を務める。
「My Magic」は今年末にシンガポールで公開予定。次回作品は、1950~60年代にかけて活躍した人気キャバレー歌手(のちにストリッパーに転身)、ローズ・チャンの伝記映画「Chinese Rose」で、ボスコさんも出演するという。
カンヌ国際映画祭 公式サイト
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