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築地がテーマのコース料理−フレンチの「サン・ピエール」が提供
シンガポールの有名フレンチレストラン「Saint Pierre(サン・ピエール)」(3 Magazine Road、TEL 6438-0887)は7月1日から、築地市場をテーマにしたメニューを提供する。
「サンピエールで築地市場」と名付けられたコース料理は、3カ月ごとに変わるアラカルトメニューに較べ、時期が限定された旬の食材を取り入れることが目的の月替わりの「エグゼクティブセットランチ」(85シンガポールドル)の7月メニュー。築地をテーマに、日本の食材ならではの繊細で豊かな風味とフランス料理の創造性を融合させることを狙っているという。
5種類の料理(メーンは2皿から選択)に季節の果物と、コーヒーまたは紅茶が付いた7月のエグゼクティブセットランチは、「鯛のカルパッチョ 山葵と味醂のソース」「自家製フォアグラのテリーヌと蛸の刺身 ハーブのサラダ ごまドレッシング」「煮詰めた枝豆と蒸した鱸(すずき) 海草とマッシュポテト 泡立てた豆腐と雲丹のドレッシング」など。
オーナーシェフでベルギー出身のエマニュエル・ステゥルーバントさんは、数々の料理コンテストで受賞歴があり、マスコミに取り上げられることも多いセレブリティーシェフ。料理に新しい味覚を取り入れる独創性や芸術的な盛り付け、日本の食材を愛用することで知られている。同店のメニュー自体に日本語の単語をそのまま使う料理は、「ジャポネーゼフレンチ」とも呼ばれる。
日本文化や日本の食材にこだわる理由としてステゥルーバントさんは「四季のある気候がヨーロッパと似ている日本の食材はメニューに取り入れやすく、市場から24時間以内に店に到着するので欧州からの輸入品に比べて新鮮でもある」と説明する。
「盛り付けに工夫を凝らすところや食への情熱など、日本とフランスの食文化には共感し合う部分が多い。何より魅力的なのは、質の高さを追及する日本人の気質。日本は常に私を打ちのめす」とも。
有名になり誘われることが多い日本への進出については、「同じフランス料理の世界で日本に進出している著名なシェフには心から敬意を表する。しかし、彼らはマーケティングブランドになっているのでは。私は2つの場所で同時に料理することはできないので、日本にサン・ピエールを開店することはないだろう。日本には深い食文化を体感しに行きたい」と話す。
モノトーンを基調としたモダンな2,800平方フィートの店内は、4人掛けのテーブル席を中心に60席を設ける。2部屋ある個室は、最大で36人が収容可能。ランチセットは、そのほか2コースが32ドル〜。営業時間は、ランチ=12時〜14時、ディナー=19時〜21時30分。土曜はディナーのみで日曜・祝日は定休。
Saint Pierre(2008-07-01)
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