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シンガポール高島屋で「京都物産展」 百年超続く京都の老舗企業一堂に

シンガポール高島屋で「京都物産展」 百年超続く京都の老舗企業一堂に

シンガポール高島屋で行われている京都物産展

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 シンガポール高島屋(391 Orchard Road)の地下1階と地下2階で2月22日、京都物産展「Kyoto Sakura Celebration」が始まった。京都の老舗企業約20社が一堂に会し、京都の工芸品や食品を販売する。主催は京都府物産協会「京都のれん会」。

シンガポール初出店の「七味家」

 1683年創業の「安田念珠店」、1689年創業の「聖護院八ツ橋総本店」、1902年創業の京漬物「大安」、1884年創業の豆菓子「豆政」、1705年創業お香の「松栄堂」など、100年以上続く日本の伝統企業が出そろった。

 京都府物産協会は1964(昭和39)年に設立され、今年で52年目を迎える。京都の老舗企業約150社が加盟しており、国内の百貨店で年間約40回の物産展を開いている。海外は過去にハンブルク、ニューヨーク、香港に出展したことがあり、シンガポールは2003年の香港以来の海外出展となる。

 同協会の福井基之副会長は「京都にはたくさんのアジア人観光客が訪れている。アジアのインバウンドが活発になっていることを受け、今回シンガポールで出展する運びとなった。歴史ある京都の文化を現地で紹介することで、本物の京都の味、京都の工芸を伝えたい。現地の人に触れてもらう機会をつくることで、ぜひ京都にも足を運んでほしい」と話す。

 御所の南に本店を構える「豆政」5代目当主の角田潤哉さんは「世界中に豆菓子はあるが、当店の味付けは一工夫した、味に彩り添えるようなものに仕上げている。出汁(だし)を使ったものもあり、京都ならではの味を楽しんでもらいたい」と話す。京都の店で外国人に人気の「わさびピーナッツ」も店頭に並ぶ。すしブームを背景に、世界中でワサビの認知が高まっており、「外国の方は日本人よりもワサビを利かせた味を好む」とも。

 清水寺門前に店を構える1655年創業「七味家」の吉江光寿さんは「一味について欧米人とアジア人では理解が異なる」と話す。「欧米人は、日本の伝統食材として興味本位に一味を手に取るが、アジア人にとって一味は唐辛子であり、自国でも昔から使っている食材でなじみがある。特に台湾、香港、上海出身の人は日本人が思っている以上に七味について理解があり、ネットで既に情報を得て存在を知っていることが多い」という。

 営業時間は10時~21時30分。27日・28日には正面玄関で舞妓(まいこ)と芸妓(げいこ)のパフォーマンスも予定する。3月6日まで。

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