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シンガポールの歴史的文化遺産内にオルゴール博物館

シンガポールの歴史的文化遺産内にオルゴール博物館

オルゴールを通じてシンガポールの隠れた歴史を知ることができる

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 歴史が色濃く残るTelok Ayerストリートに1月14日、シンガポールオルゴール博物館「Singapore Musical Box Museum」(168 Telok Ayer TEL=6221-0102)がオープンした。

文化遺産に登録されている三重塔

 福建省の寺院として知られるシアン・ホッケン寺の左隣の、1973年にユネスコ・アジア・パシフィック遺産に登録された三重塔(パゴダ)がある敷地を丸ごと活用して新設立した同館。

 1839年に建立された三重塔が建つ同敷地には、かつて女学校として使われていた建物があり、その一角に同館がある。

 創設者の大類猶人(おおるいなおと)さんは、愛知県でオルゴール博物館と私設美術館を運営し、京都嵐山オルゴール博物館をはじめ数々のオルゴール館を手掛けた実績を持つ。イギリスでオルゴール制作の修業を重ね、師であるグラハム・ウェブさんからシンガポール製のオルゴールを託され、「シンガポールでオルゴール博物館を」と故人の意思を実現するために開館したという。

 「1860年頃、当時イギリスの植民地だったシンガポールは、イギリスから時計の機械を輸入し、外箱の生産をはじめ、置き時計や掛け時計を作っていた」と大類さん。当時は家内手工業程度のレベルであったが、勤勉なシンガポール人たちは、イギリスの時計職人から知識を学び、技術を向上させていったという。

 大類さんは「母国から遠いアジアの植民地で暮らす外国人たちは、ナイトライフを充実させたいとの思いからオルゴールの輸入が始まった。そのメンテナンスを手掛けるうちに、いくつかのオルゴールがシンガポールで作られ始めた」と説明する。

 同館には大小合わせて200点以上の収蔵品が並び、「THE GEISHA」という曲を演奏するオルゴールも展示する。歴史の裏に隠されたさまざまなストーリーを、オルゴールを通じて体感することができ、知られざるシンガポールの歴史を垣間見ることができる内容となっている。

 20世紀初頭の豪華客船タイタニック号に乗るはずだったというオルゴールも展示しており、当時の情景を思い描きながら音楽の世界に浸ることができる。このほか、毎時、40分間ほどのガイドツアーも行っている。

 開館時間は、月曜~金曜=10時~18時(3月31日まで)、火曜~日曜=10時~18時(4月1日以降)。入場料は、大人=12ドル、学生・60歳以上=6ドル。

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