シンガポール在住のソムリエ川合大介さんにワインについて解説していただきました。ワインを知るに当たって重要な要素は、1.品種、2.産地、3.作り方、4.ビンテージ。そのうち最も重要で最初に知るべきポイントは「品種」です。今回は品種をテーマに学びたいと思います。
初級者対象目安:ワインが好きな方
ブドウの品種は4000種あるといわれていますが、ワインに使われるのは300種。しかしここで覚えるのは白と赤3種類ずつで十分です。
白:シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、リースリング
赤:カベルネソーヴィニヨン、ピノノワール、シラー
まずは単種のブドウで作られたワインを飲んで、それぞれの味の違いを覚えましょう。味の違いを表現する言葉も知っておくと、感想を求められたときに使える一言になります。
白:シャルドネ=ボリューム
ソーヴィニヨンブラン=さわやか
リースリング=フルーティー
赤:カベルネソーヴィニヨン=フルボディ
ピノノワール=エレガント
シラー=コク
パーティーで使える一言
「Which wine are you having?(何飲んでるの?)」
次回は中級編「ラベルの読み方」をお届けします。(菊地)
---川合大介---
「La Terre」 Director。世界35カ国以上を回り、2010年来星。Les Amisにてシェフソムリエ、Lewin TerraceでGMとして勤務。昨年11月ワイン&ウイスキーバー「La Terre」をオープン。2013年WGS、Sommelier of the Year等多数の受賞歴を持つ。