特集

【連載】SingaLOCALife vol.13
シンガポール飲食店事情① 
ミシュランシンガポールで日系飲食店8店舗

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 星を取得したレストランは連日大にぎわい。予約が取れない店もあり、夜は23回転する店も。予約をすれば「本当に来ますか?」と確認の電話連絡があり、「来ないなら次の方を優先しますよ」と言われる店も。ミシュラン受賞の恩恵を受けて盛況な状態が続いています。受賞したレストランは全部で29店舗。シンガポールが「世界の食の都市」として認められた元年ともいえます。

 受賞した29店舗のうち、日本人が経営しているレストランは全部で8店舗。これは大変な快挙です。シンガポールのフードシーンにおいて、日本人が大きな活躍を見せていることは、このミシュラン受賞からも明らかになりました。日系レストランは、2つ星を受賞したすし店「小康和(しょうこうわ)」と中華「四川飯店」。そして1つ星が6店舗。創作和食の「Waku Ghin」、すし道「Shinji(2店舗)、フレンチ「beni」、イタリアン「terra」、銀座に本店を構える「鮨一(すしいち)」です。

 シンガポールに日本食レストランは1000店舗以上あるといわれています。ここ5年、日本で飲食ビジネスをする経営者の多くが、シンガポールに進出することに意欲的で、さまざまな業態のレストランが増えました。その結果、今ではあらゆるジャンルの日本食が楽しめるようになりましたが、経営者がシンガポール進出につぎ込んできた金額は大変なものです。しかし、せっかくオープンまでこぎつけても、約半分の店が3年以内に撤退しているのも事実です。順調に店舗数を増やし拡大しているチェーンは一握り。

 シンガポールでの成功の要因とは何なのか。どのような店舗が顧客からの支持を得て繁盛しているのか、次の号で探っていきたいと思います。(小里博栄)

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