特集

【連載】SingaLOCALife vol.15
美食家が通う美食店

  •  
  •  

<飲食業界の年間売り上げ>

100万ドル未満         5000店舗 (73.8%)

100万ドル~1000万ドル未満    1703店舗 (25.2%)

1000万ドル以上          63店舗 (0.9%)

 年間売り上げ1000万ドル以上の店舗はたった63店舗。業界平均の利益率は6.7%にとどまっていて下落傾向にあります。特に、日本食店はオープン3年で半分の店が姿を消すといわれています。一部では、飲食業界全体で7カ月持てばいいという厳しい現実も。

 失敗する理由は、複数の原因があると前号でお話をしましたが、順調な店にもまた困難なことが起こります。うまくいけばいったで、家主が賃上を要求をしてきます。契約更新時に30%増、60%増のところも。応じなければ「他の会社は何社でもありますから」と。

 景気低迷が昨今叫ばれているシンガポールですが、はやっている店もあります。その中でも何十年と続く店もあるわけです。美食家はどのような店に足を運ぶのでしょうか。大きく5つのカテゴリーがあると考えられます。

1) シグニチャー料理が確立していてブランドが構築できている店、古くから名が通った店

2) ホテル内にあり国際的なブランド店のシンガポール支店

3) 雰囲気はイマイチだが、コストパフォーマンスが高く本当においしい店

4) おしゃれな空間で値段高めの設定、味も良く、雰囲気のある店

5) とにかく安くておいしい店

 各カテゴリーの店の紹介はあえて控えますが、どこに行けば美食に出会えるのかはガイドブックやインターネットの情報ではないと思います。本当においしい店を知るヒントとしては、自分がおいしいと思うレストランの料理人が通う店です。その料理人と仲良くなって聞き出すことをおすすめします。「痩せているシェフは信用するな」といいますが、私の経験上、少しふくよかな料理人は実際に食べ歩きをしていることが多いです。シンガポールでの美食生活、ぜひ楽しんでください。

次号からは「フラダンスと人間関係」をテーマにお届けします。(小里博栄)

  • はてなブックマークに追加