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エリア特集2016-12-08

【連載】SingaLOCALife vol.22
外すと大きな落とし穴も! 今、人材育成が重要視される理由

仕事を展開していく上で外せないポイントの一つが、「人材」。即戦力になる人材を育てることは、企業にとって大きなプラスになると分かっていながら、難しさを実感している人も多いのではないでしょうか。今回は、サービス業などのグループ企業6社を率い、自らも人材育成コンサルを務めるAxis Human Management International Pte Ltdの子安裕樹代表に「人材育成のポイント」について語っていただきました。

 初回は、子安さんの「“人”に対する考え方」。子安さんは日本で整体サロンなどのサービス業を手掛けてきましたが、その上で一貫していた基本理念が「人が人にサービスを施す」ということ。何のビジネスでもそうですが、特にサービス業は人ありき。もちろん、マーケティングなどの戦略も大事ですが、子安さんは「誰がどのように動くと、相手がどのように感じるか」などをイメージして、脳科学、行動科学、心理学などを徹底的に追及してビジネスを行ってきました。

 大ざっぱにいうと、ビジネスは「人、もの、金」に集約されますが、中でも子安さんは「人」に焦点を当ててきました。昨今はロボットがどんどん人間の仕事を奪う時代ですが、何かを売るのも買うのも全て人間。売り買いの際に感情が入るのも人間ならではで、感情次第で取引結果が大きく変わることも少なくありません。ですので、主体である人間にフォーカスするのは、ごく当たり前の論理なのです。  そんな理論を持ってシンガポールに移住した子安さんは、当地のサービスレベルについてさまざまな疑問が湧いたといいます。「このクオリティー(飲食店員、オフィスワーカーなど)に、果たしてシンガポーリアンも満足しているか。国内での実際の満足度はどの位なのか?」。お世辞にも接客サービスが優れているとはいえないシンガポール。これまでサービス業を手掛けてきた子安さんは、それまでのノウハウを生かして、シンガポールを拠点にビジネスを始めようと考えました。  ここで「人材を育てて、その後も離職しない企業」のロールモデルを作れたら、東南アジア諸国でも展開しやすいと考え、人材を分析した上で育てていく、人材分析育成事業に着手し始めた子安さん。しかし、「人材を育てる上で、多くの人が大きな勘違いをしている」と話します。 次回は、この「人材育成に関する勘違い」についてお伝えします。 (秦野)

※子安裕樹(こやすゆうき)プロフィル 

1970年、神奈川県生まれ。幼少からラグビーを始め、ラグビー精神を礎とする。2001年、整体・骨盤サロン「カラダファクトリー」1号店オープンと同時に、株式会社ファクトリージャパングループを設立。国内200店舗以上、海外数カ国、数十店舗。従業員2500人以上まで成長させる。

2015年、シンガポールに移住し「Axis Human Management International Pte Ltd」を設立。「ヒト」の「人材」から「人財」へ変革して行くよう目指すほか、海外進出サポート事業、スポーツ事業、幼児教育事業など幅広く手掛けている。

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