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インタビュー2017-03-16

【連載】Singa LocaLife vol.35 小さじいっぱいの幸せから~シンガポールの食シーンを盛り上げるクッキング・食イベント会社とは?

 国内食の昨年の廃棄量は788600トン、過去10年では50%も上がり、多くの食べ物が捨てられているシンガポール。そこで、クッキングや食の事業を行っている「Spoonful」代表の青木康子さんに「シンガポールでクッキング・食イベントを実施する意義や背景」について話を聞いた。

2回目は「みんながハッピー!シンガポールで取り組む、注目の食イベント」。  

 「この事業は、多くの人を巻き込み、社会に夢も与えられる」と語る康子さん。あえて料理スタジオを持たない「モバイルクッキングスタジオ」として自社イベント以外にも、さまざまな企業・団体と組み、コラボレーションという形でクッキング・食の輪を広げている。

 その一つ、レストランやホテルの空き時間の活用した料理イベントも好評だ。シンガポールの飲食店の数は約6750。全ての飲食店に足を運ぶのは難しい。飲食店としては、まず店に客が直切来訪する理由づくりが大事だ。

情熱を持って料理と向き合っているシェフなら、おいしさの理由や秘訣を客にも直接伝えたいと思うのは当然。シェフとの対話から料理の技術のヒント得たい人もたくさんいる。「レストランでの料理教室は、そんな二者をつなげることができる。関わる人全員が幸せにwin-winになる形がベストだと思っていて、そこを基本にしている」と康子さん。

企業向けには、イベントや展示会での企画や運営のほか、商品を預かり、それを用いて新しいレシピを作り世に広めるマーケティングを兼ねたPRイベント、学校や企業向け、親子でクッキングを楽しめるイベントなども手掛けている。

「企業の良品を弊社が媒介し料理に落としこむことで、その良さを消費者に知らせることができる。数多くある商品の中から良品を消費者に知ってもらえるきっかけづくりに一役買える。親子で料理を楽しむことは絆づくりはもちろん、イベントの楽しさから、それまで好きではなかった食材を食べらえるようになる子ども多い」

次回は、「笑顔の連鎖事業」の今後の展望をお届けする。

(秦野)

ケルニン青木康子さんプロフィール 

学生時代にバックパッカー旅行、海外留学を通して世界に目を向け始める。大学卒業後、辺境地域専門の旅行会社に就職。4年半勤務時に50以上の地域、国において42回の海外添乗を経験。その後渡英し、ロンドンの旅行代理店で2年勤務後、シンガポールへ。 当地では日系メディア会社に約7年勤務。現在、自身でシンガポール発で初「食のイベント会社」Spoonful(www.spoonful.sg)代表を務める。小学生、幼稚園の11女の母でもある。

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