天気予報

31

26

みん経トピックス

特集

インタビュー2017-04-24

【連載】Singa LocaLife vol.40【女性にもっとビジネスの楽しさを! シンガポール初・女性向けビジネス交流会の“今”】

「職場以外の人間と関わるチャンスが少ない」「本当は、以前のようにバリバリ働きたいけれど、語学がネックで踏みだせない」

海外在住特有の悩みを抱える女性は少なくない。そんな女性たちのためのビジネス交流会を企画するのは、The Conscious Lifestyle代表の大曽根貴子さん。今回は、大曽根さんに「シンガポールで行う女性向けビジネス交流会」について話を聞いた。

 初回は、「イベントを始めたきっかけ」。

 シンガポールの日本人社会にはさまざまなサークルやグループがあるが、女性向けのビジネス交流会は、唯一大曽根さんが立ち上げたものだけだ。本業は公認会計士である大曽根さんが、女性向けの会を始めたきっかけは、友人との会話だった。  

「日本人女性を対象にしたまじめなビジネス交流の場がないから、作ってみようか」という流れだったが、準備を始めてみると、やるべき作業が多く、「趣味」としてやるのは大変。「いっそ、ビジネスとして扱う方が、動きも明確で分かりやすい」ということで、大曽根さんが代表を務めるThe Conscious Lifestyleの業務内容に組み込んだという。  

日本人女性に対して、大曽根さんは一種のはがゆさを抱えているという。

「仕事柄、経営者やマネージャーとよくお会いするが、日系以外の会社だと担当者の7割が女性、日系だと9割が男性。日本人女性は優秀なはずなのに、マネジメントのポジションについている人が少ない」 また「ご主人の転勤でシンガポールに移住した女性の中には、もとはバリバリ働いていた人も多く、今でも十分働けるのに、語学や商慣習の違いを理由に仕事に一歩踏み出せないという声も多い」という。  

本来は能力も働きたい意欲もあるのに、情報が足りなかったり、諸外国の女性に比べて消極的だったりして、モヤモヤしていたり、プラスの結果を出せていない女性が多い。この現状に一石を投じたいという想いが大曽根さんを突き動かしている。

「当地の日本人女性がキャリアのために学べて、交流もできるような場を作ってみたいと思ったんです」  

次回は、「交流会の光と影」。  

(秦野)

大曽根貴子さんプロフィール

MBA、公認会計士(シンガポール・米国)、税理士(シンガポール・日本)大手税理士法人および監査法人勤務後に独立し、2012年よりシンガポール在住。同年7月、Advance Business Support Pte Ltd(会計事務所)を設立。専門分野は国際税務。2016年7月、障害者やシングルマザーの雇用促進、環境保全商品の販売を行うソーシャル・エンタープライズ(社会的企業)、The Conscious Lifestyle Pte Ltd を設立し、現在に至る。

http://takakoozone.com/

グローバルフォトニュース