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インタビュー2017-07-29

【連載】Singa LocaLife vol 53 【おいしいそばをシンガポールでも~そばに懸ける人生】Vol2

数あるシンガポールの和食店の中でも人気を集めているのが、人気漫画「美味(おい)しんぼ」にも登場した柴崎好範さんプロデュースのそば店「新ばし」。挑戦を続ける柴崎さんに「そばに懸ける人生」について聞いた。

 

 柴崎さんは、現在島内で新ばし2店舗の運営を行っているが、当初は汁の味に苦戦したという。“甘め”を好むシンガポーリアンに、日本の汁は辛くて不評だった。そこで、塩気を強く感じさせないものの、物足りなくはならない“ちょうどいい美味しさ”を目指して改良を重ね続け、ローカルにも日本人にも愛される汁を作り出した。

 良い人材を育てるのも大変だという。そば打ちにはコツがあり、うまくつかめれば、体に負担はかからないが、力の入れ方を間違えると、腰を痛める原因にもなってしまう。

日本では、昨今そば職人を目指す若者は少なく、人手不足と高齢化が問題になっている。当地でも、若者がオフィス勤めを好む上に、転職が当然の風潮でもあるので、意欲ある若者を育てるのに苦労しているという。

また、冷たいそばが苦手で、温かいそばしか食べたがらないローカルが多かったので、“温かいつけ汁と冷たいそば”で出したところ、これが好評となり、現在、鴨つけ麺せいろがローカルの人気メニューになっている。

「おいしいそばを食べてほしい」一心で、逆境に挑戦していく柴崎さん。最終回は、「更なる挑戦」について聞く。

(シンガポール経済新聞 秦野理恵)

柴崎好範さん日本人の財産である「そば」に魅せられ、日本そのままの「そば」を広めたいと思い、約20年間海外でそば屋をやってきた、65歳のオヤジです。

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