チャイナタウンに豪華絢爛な巨大寺院-建立式に大統領ら出席

チャイナタウンの一角に建立された巨大寺院

チャイナタウンの一角に建立された巨大寺院

  • 0

  •  

 仏陀生誕を祝う「ベサックデー」前夜の5月30日、新寺院・「新加坡仏牙寺龍華院」(288 South Bridge Road)の建立式が盛大に行われた。

 建立式には、ナザン・シンガポール大統領をはじめ各国の在シンガポール大使、僧侶が来賓として招待され、来賓により山門が開門された。開門と同時に寺内は一般にも開放され、深夜まで参拝者寺内は参拝者によるにぎやかさに包まれた。式典と同時に行われたパレードでは7カ国から寄せられた山車の周囲を国内外のパフォーマンス集団が取り囲み、武術や獅子舞、伝統舞踊などを披露した。

[広告]

 同寺院は地上4階、地下3階建てで、境内の広さは約3,000平方メートル。装飾品の多くは中国の職人が唐代の様式を模して製造し、屋根瓦やその周辺装飾品は奈良県の石野瓦工と松岡特殊資材からの調達という。広大な寺院内には仏教文化をテーマとした博物館もある。1階・宝殿には高さ約8メートルの本尊が鎮座するほか、4階の仏舎利は420キログラムの黄金製で、中には仏陀の歯が納められているという。総工費は6,200万シンガポールドルで、半分以上は信徒からの寄付によるもの。

 同寺院の釈法照住職は「この寺院のレンガ、屋根瓦の一つ一つから砂一粒に至るまで、関わったすべての人々の思いが込められている。寺院は人々の思いが集まって初めて魂が入るといえる」と話している。

 「ベサックデー」はインド暦のヴェーサカ月(=陰暦6月)の満月の日とされ、西暦では今年は5月31日。シンガポールでは祝日とされている。日本では仏陀生誕の式典として「花祭り」(4月8日)がこれに相当する。

 チャイナタウンでは、これに先駆け5月19日からライトアップセレモニーが始まっており、街路は多くのちょうちんで彩られている。ライトアップは6月10日まで。シンガポール政府観光局のキャリー・クィクさんは同寺院の完成について「世界中の仏教徒や観光客が集まり、チャイナタウンをよりもり立ててくれるだろう」と期待を寄せている。

 寺院の開門時間は4時30分~21時。仏舎利は9~11時、14~15時30分、18~20時に参観出来る。

新加坡仏牙寺

  • はてなブックマークに追加