シンガポール~赤道間400キロをカヌーで往復-パドラー12人出航へ

アウトリガーカヌーに乗って練習するシンガポール・パドル・クラブのメンバー。カヌー自体は7人目のクルーという。

アウトリガーカヌーに乗って練習するシンガポール・パドル・クラブのメンバー。カヌー自体は7人目のクルーという。

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 「向こう見ず」のパドラー12人が7月21日、カヌーで一路赤道を目指しシンガポールを出航する。出発地点はセントーサ島のタンジョン・ビーチ。シンガポール領内シスターズ島で通関を済ませインドネシア領内へ向かい、赤道が横切るリンガ島を目指すという。全行程の距離は往復で約400キロメートル。9日間で完漕(かんそう)を目指すという。

 イベントのタイトルは「パドル・フォー・アース」。シンガポール・パドル・クラブとアウトドアインアジア社(3 Shenton Way TEL 6738 9917)との共催でチャリティー・イベントとしての一面も持つ。同クラブで使用するカヌーはアウトリガーカヌーと呼ばれ、南太平洋などで古来より使われるカヌーの一種を競技用に調整したもので、カヌー本体からは浮きが張り出していて船を安定させる構造をしている。同イベントで使用されるカヌーは6人乗り。12人のパドラーは一人あたり3~4時間ごとに交代しながら目的地を目指す。

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 同クラブはこれまでインドネシア・バタム島までの往復80キロメートルや同国・ビンタン島までの往復12キロメートルのチャリティー・イベントの実績があり、今回はより遠くにある赤道が目的地となった。

 12人のパドラーの一人でPR担当のユアン・ウィルコックスさんは「嵐や潮が問題。長時間こぎ続けることが出来る集中力が大切」と話している。

 同イベントの収益金は地球温暖化対策のためのNPO法人「エコ4ザ・ワールド・ファウンデーション」と子どもの情操教育のための機関「チルドレン・アット・リスク・エンパワーメント・アソシエーション」へ寄贈され、環境と次の世代の子供たちのために使用されるという。イベント専用のホームページではGPSを使ってカヌーの現在位置を確認する機能があり、また海面が1メートル上昇した際のシンガポールの国土の想定図が掲載されている。

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