シンガポールで「ガーデンフェス」-日本人の石原さんが大賞受賞

ランドスケープ・ガーデン部門で最優秀賞と金賞を獲得した石原和幸さん。自身の作品「Ryokufu Tei ”The Green Breeze”」の中にて

ランドスケープ・ガーデン部門で最優秀賞と金賞を獲得した石原和幸さん。自身の作品「Ryokufu Tei ”The Green Breeze”」の中にて

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 世界中の著名な園芸家とフラワーデザイナーの作品や東南アジアの珍しい植物を展示する「シンガポール・ガーデン・フェスティバル」が7月25日から、サンテック・シンガポール国際会議展示場(1 Raffles Boulevard)で行われている。

 隔年開催の同フェスティバルは今回で2回目。今年は世界各地で受賞歴のある17カ国の園芸家・フラワーデザイナーの32作品を展示しているほか、東南アジアの熱帯地域で育つ「蘭の花」を一堂に集めた「シンガポール・オーキッド・ショー」やシンガポールでは見られない植物などを含め、2万4,000平方フィートの会場で20万以上の植物を観賞できる。

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 開幕に先立ち同24日に行われたオープニングセレモニーで、マー・ボータン国家開発相は「シンガポールを『City in A Garden(庭の中にある都市)』にしていきたい。そのために今後15年間で新たに25%の土地を公園として活用していくことを考えている」と述べた。

 オープニングでは各賞の受賞者も発表され、ランドスケープ・ガーデン部門=日本の石原和幸さんの作品「Ryokufu Tei ”The Green Breeze”」、ファンタシー・ガーデン部門=シンガポールのピーター・チェオクさんの「Seeking Shangri-La」、フラワー・アレンジメント部門=カナダのヒトミ・ギリアムさんの「Seasons Gallery Canada」が、最優秀賞および金賞を獲得した。

 園芸の世界で28年の経験を持つランドスケープ・アーティストの石原さんは、2006年から3年連続で英「チェルシー・フラワー・フェスティバル」金賞を受賞したのをはじめ、これまでに数々の賞を受賞してきた。今回の作品は、子ども時代に過ごした長崎の原風景から作ったという。

 石原さんは「正直ホッとした」という受賞の喜びを語り、自身の作品については「緑をふんだんに使い、楽しかった、ワクワクする少年時代の『秘密基地』の空間をイメージし、世界中に緑が増えていってほしいという気持ちを込めた」と話した。

 主催者のナショナル・パーク・ボードの広報担当は「日本庭園と熱帯のジャングルがうまくミックスされたことが審査員に評価された」と石原さんの作品の受賞理由を説明する。

 ガーデン・フェスティバルは8月1日まで。開場時間は10時~22時。チケットは大人=6シンガポールドル、子ども・学生・シニア=3ドル、家族(大人2人、子ども3人まで)=18ドル(週末は各チケット、倍料金)。同フェスのウェブサイト、サンテック1階のチケット売り場で販売。

シンガポール・ガーデン・フェスティバル