日系飲食グループが株式公開-「味千拉麺」「ぼてぢゅう」など展開

23日に新規株式公開を公開した「ジャパンフード・ホールディングス」。中央はマネージング・ディレクターの高橋研一さん

23日に新規株式公開を公開した「ジャパンフード・ホールディングス」。中央はマネージング・ディレクターの高橋研一さん

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 シンガポールで「味千拉麺」「ぼてぢゅう」「札幌カリーYOSHIMI」など複数の飲食店を展開するジャパンフード・ホールディングスは2月23日、シンガポール取引所(SGX)に上場し取引を開始した。売り出し株は1,350万株、公開価格は1株20セント。

 ジャパンフード・ホールディングスは、1997年にシンガポールで設立。和食業態の直営・フランチャイズ店を合わせ、シンガポール国内21店舗、マレーシアとインドネシアで10店舗を展開する。

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 調達する資金は120万シンガポールドルで、シンガポール東部のタンピネス地区に開業するショッピング・モール「タンピネス・ワン」などへ店舗網を拡大する開業資金に充てる。同社の2008年度売上高は、前年度比40%増の2,680万ドル、税引き後利益は同137%増の285万ドル。

 マネージング・ディレクターの高橋研一さんは、「2003年にSARSの影響でシンガポールの景気が冷え込み、他の飲食店が新規出店を渋った中でも当社は店舗を拡大してきた。その時にオープンした複数の店舗が、現在の事業の柱となっている。逆境こそビジネスチャンス」と新規株式公開を踏み切った理由を説明する。

 シンガポールの日本食市場に関しては、「本物を食べたいという消費者側の需要と、質の高いものを提供したいという供給側の意識の高さを肌で感じている。確かに景気は良くないが、シンガポールは外食が根付いている国であり、良いものにはお金を出すことをいとわないので、今後も質の高い日本食は広まっていくのでは」とし、当地の日本食市場が今後も拡大していくとの見通しを示した。

 同社は今後、フランチャイズ権をもつ「味千拉麺」のベトナムでの事業展開や、「ぼてぢゅう」「札幌カリーYOSHIMI」といった日本企業との提携ブランドを香港やタイでも展開していく意向。

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