シンガポール最大の芸術祭開幕-日本の劇団SCOTの「エレクトラ」も

5月15日~6月14日にシンガポール各地で開催される「シンガポール・アートフェスティバル2009」

5月15日~6月14日にシンガポール各地で開催される「シンガポール・アートフェスティバル2009」

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 今年で32年目を迎えるシンガポール最大の芸術の祭典「シンガポール・アートフェスティバル」が5月15日、開幕する。舞踊、音楽、演劇の26公演に加え、国内外のアーティストによる400を超えるアート関連のイベントが、国内各地で1カ月にわたり開催される。

 5月15日~17日は開幕イベントとして、フランスの「La Compagnie Malabar」が、光とサウンドとサーカス的な要素を兼ね備えた幻想的なパフォーマンス「ヘリオス II」を、マリーナベイの水資源関連施設「マリーナ・バレッジ」で上演する。閉幕イベントは6月13日・14日、英国の「ザ・ワールド・フェイマス」による炎と花火とサウンドによる「クラッカーズ?」が、シンガポール北部イシュンのバスターミナルに隣接する野外広場で開催される。

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 チケットの売れ行きは上々で、モーツァルトのオペラ「魔笛」を南アフリカ版にアレンジした「マジック・フルート」(5月28日~30日)、ゲーム「ファイナル・ファンタジー」のサウンドトラックがテーマのコンサート(同22日・23日)、2度のグラミー賞に輝く南アフリカの「レディスミス・ブラック・マンバーゾ」(6月14日)など5つの公演がすでに完売している。

 同フェスは従来、スクールホリデー期間中に開催してきたが、今年は開幕を1週間繰り上げ、料金設定も全体的に低めとした。このため学校の授業の一環としてチケットを団体で購入するケースも増えているという。

 日本からは、世界的にも高く評価される舞台演出家、鈴木忠志さん率いる劇団「SCOT(スズキ・カンパニー・オブ・トガ)」が初参加。ギリシャ悲劇「エレクトラ」の舞台を現代の病院に置き換え、日本と韓国の俳優が主人公と家族を巡る情念と狂気の世界を再構築する。

 「フリップサイド」と題したエスプラネード主催の関連イベントでは、日本の6人組ユニット「オリジナルテンポ」が、身近なものを楽器に使った音楽と映像、ダンスが融合した「Shut up, Play!!~喋るな、遊べ!~」を上演する。

 「エレクトラ」は6月7日・8日20時~(会場=ビクトリア・シアター)、チケットは20~60シンガポールドル。「Shut up, Play!」は6月12~14日の20時~(会場=エスプラネード・リサイタルスタジオ)、チケットは35ドル。チケットはすべてSISTICで発売している。開幕・閉幕イベントは参加無料。

 全イベントの詳細は公式ウェブサイトで確認できる。6月14日まで。