フラトンホテル前に焼き鳥店「酉玉」-日本の味を忠実に再現

「酉玉」の人気メニューのひとつ「酉玉丼」(12ドル)

「酉玉」の人気メニューのひとつ「酉玉丼」(12ドル)

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 東京・白金に本店を持つ焼き鳥店「酉玉」は11月11日、フラトンホテル前の商業施設「ワンフラトン」にシンガポール店(One Fullerton Road #01-05、TEL 6423-1555)をオープンした。同店を運営する「トリタマ・ホールディングス」は、シンガポールで視力回復手術専門クリニック「品川レーシックセンター」などを経営する鳥畑純一さんらが出資する合弁会社。

 シンガポール屈指の観光名所マーライオン公園からほど近い同店は、和の要素を取り入れたシンプルな木目調を基調に店内デザインを統一。店内には、レストランのほかにバー「月 Tsuki-bar」を併設する。店舗面積は、屋内=3,100平方フィート、屋外=700平方フィート。席数は、レストラン=40席、バー=40席、屋外=20席。

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 メーンの焼き鳥は約20種類を数え、「おび」(ももの中心部)、「おたふく」(胸腺)、「心残り」(心臓のまわり)など希少部位も用意。価格は、1本=3~4.5シンガポールドル。焼き手には酉玉本店のシェフを招請したほか、使用する備長炭も日本から自社コンテナで直輸入するなど、日本の味を忠実に再現することを目指している。

 焼き鳥のほかにも、野菜や和牛、黒豚などを使用した串焼き、茅ヶ崎産の「畳いわし」(12シンガポールドル)や「鶏のシーザー有機サラダ」(12ドル)などの一品メニュー、焼き鳥とそぼろに温泉卵をのせた「酉玉丼」(12ドル)や「フォアグラ丼」(18ドル)をはじめとするご飯ものも提供。アルコール類は、約100銘柄に及ぶ日本酒のほか、焼酎や梅酒などを豊富にそろえる。

 開店にあたって鳥畑さんが「一番こだわった」のが女性用トイレだという。「トイレはレストラン全体の印象にも影響を与える重要なポイントだが、シンガポールでは軽視されており、最初のデザインにはまったく納得できなかった。施工者に細かく指示を出しても、『どうしてトイレにそこまでこだわるのか』と理解できないようだった。最終的には、手洗い場とは別に3人まで同時に利用できる化粧用スペースを設け、床も水はけの良いタイルに張り替えた。開店後も30分に1回掃除をさせて、快適に利用できるようにしたい」と話す。

 鳥畑さんは「焼き鳥は、シンガポールに多いムスリムの方やインド系の方でも宗教上問題がなく、受け入れられやすいメニュー。日本の食文化のひとつである焼き鳥を本格的な味で紹介したかった。スタッフのサービスも徹底して、日本のおもてなしの心も提供したい。将来的には、自社農場でのニワトリの飼育や、中国進出も手掛けたい」と意気込みをみせる。

 営業時間は11時~22時。月 Tsuki-barは、日曜~火曜=17時~翌1時、水曜~土曜=17時~翌3時。11月末からはランチタイムの営業も予定する。

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