シンガポールで「九州教育旅行セミナー」-修学旅行誘致狙う

「九州教育旅行セミナー」で食品サンプルの制作実演を体験する参加者(写真左から2人目)

「九州教育旅行セミナー」で食品サンプルの制作実演を体験する参加者(写真左から2人目)

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 九州観光推進機構は7月24日、コンラッド・センティネアル・シンガポール(2 Temasek Boulevard)のボールルームで「九州教育旅行セミナー」を開催した。

 同セミナーは、シンガポール国内の学校関係者を対象に、九州への修学旅行をシンガポールの学校関係者にアピールすることが目的。沖縄を除く九州7県の観光当局や観光関連団体が参加し、観光名所や見学地、地元の学校との交流の実例などを紹介したほか、実際に修学旅行やホームステイで九州を訪れた学生や教師が体験談を話した。

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 会場にはシンガポール国内の小・中・高校などから学校関係者ら約100人が集まり、各担当者の説明に熱心に聞き入っていた。セミナーの合間には、鹿児島産ハマチの解体とすしの制作実演や、食品サンプル体験教室「サンプルRiKi(リキ)」(福岡市南区)による食品サンプルの制作実演、ロボット体験スペース「ロボスクエア」(福岡市早良区)の侍型ロボットによる「黒田節」の踊りの披露なども行われ、参加者の関心を集めていた。

 九州観光推進機構・海外誘致推進部の本重人(もとしげと)部長によれば、シンガポールから九州への修学旅行の実績は、2008年が875人、昨年は新型インフルエンザの影響で471人と減少したが、今年は1,000人を超える見込みという。本部長は「修学旅行で訪問してもらえることは、将来的に家族や友人と再訪問することにつながる可能性が高く、ポテンシャルのある市場と考えている。地元の子どもたちと交流することで日本を理解してもらえるだけでなく、九州の子どもたちにとってもシンガポールを知ることにつながるという意味でも非常に意義のあること」と話す。

 シンガポールから日本への修学旅行は、JTBシンガポール(TEL 6320-5310)が取り扱っている。

 同セミナーの前日には、地元の旅行代理店などを対象にした九州旅行の商談会も実施。訪日旅行を取り扱う代理店約30社が参加し、日本での新たな旅行先としての九州への関心の高さをうかがわせた。