金融街のホーカーセンターに讃岐うどん店-ビジネスマンのランチ需要狙う

金融街のホーカーセンターに讃岐うどん店がオープンした。

金融街のホーカーセンターに讃岐うどん店がオープンした。

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 シンガポールの金融街ラッフルズ・プレイスのホーカーセンター「ラオ・パ・サ」に9月19日、讃岐うどん店「UDON FACTORY 藤井製麺所」がオープンした。

 ホーカーセンターはフードコートの原型。1950~60年代にマレー半島一帯の都市部で路上営業する露天商を1カ所に集めて営業させる動きの中で成立。事業主はストールという小さなスペースで料理を調理・提供し、利用客は全体で共有された座席でおのおのの注文した料理を楽しむというスタイルはフードコートと同じ。ホーカーセンターはオープンエアで市場に併設しているのが一般的。

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 同店はストール2つ分のスペースを占有。本場の味を出すため、店内での製麺と価格設定にこだわりをみせる。定番は「釜揚げうどん」と「かけうどん」(いずれも3.5シンガポールドル~)。ほか「きつねうどん」「カレーだしうどん」(以上4.8ドル)、「釜玉うどん」(4.3ドル)など。トッピングとして天ぷらや鶏天を用意する。おにぎりは、単品=1.3ドル、うどんとセット=1ドル。サラダうどんも近日中に導入するという。「好きなだけネギを取ってほしい」とネギ切り機を導入してネギを切らさないよう配慮する。

 オーナーの藤井大子さんは数年前、2人の子どもと共に来星。夫を日本に残しシンガポールで子育てにも取り組んでいる。日本の食文化を伝えたいとの一心で、野菜の輸入販売なども模索したが、最終的に市場性と意義を踏まえ、「情熱を注げるもの」としてうどん店の開店を決意。香川県のうどん店へ修業し、シンガポール在住の香川県出身者の強力なサポートも受け開店にこぎ着けた。将来は店内で製麺したうどんをシンガポール内のさまざまな店に納入したいという。

 「人生は一回しかないのでチャレンジしなければ」と藤井さん。「最近は同じホーカーセンターで働くシンガポールの人たちと交流するのが楽しい。新参の私たちにも家族のように接してくれる」と近隣の店や施設維持スタッフとの交流を楽しんでいる姿ものぞかせる。

 営業時間は11~20時。土曜・日曜定休。

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