芸能プロダクション「アミューズ」、星進出-東南アジアの拠点として事業展開

シンガポールブランチオフィスのマネージャーとして日本から赴任した台湾系アメリカ人のポール・シューさん

シンガポールブランチオフィスのマネージャーとして日本から赴任した台湾系アメリカ人のポール・シューさん

  •  
  •  

 日本の大手芸能プロダクション「アミューズ」(東京都渋谷区)がシンガポール支店(10 Anson Road)を開設し、 8 月16日から業務を開始した。

所属アーティストの「flumpool」も来星

 アミューズは、サザンオールスターズ、福山雅治さん、ポルノグラフィティ、BEGIN、Perfume、flumpool、ONE OK ROCKなどミュージシャンのマネジメントを中心に事業展開する大手芸能プロダクション。岸谷五朗さん、寺脇康文さん、上野樹里さん、吉高由里子さんなど人気俳優も多く在籍。番組や映画、公演の制作なども手掛ける。すでに韓国と台湾に現地法人を持つ同社はアジア圏での事業開発を加速させるため、今回香港に現地法人を設立しシンガポールに支店を同時開設した。同社取締役の相馬信之さんが支店長を兼任し、ブランチマネジャーには台湾系アメリカ人のポール・シューさんが就任した。

[広告]

 今年3月13日と6月30日には、電通シンガポールと現地企業のSOZOが主催するライブイベント「J-Live Asia」に同プロダクション所属アーティストの3組が出演。「シンガポールの若者の間では韓流ポップスや欧米のミュージックが人気だが、同イベントでの観客の反応が想像以上に良かった」(シューさん)という。

 8月中旬には、シンガポールの現地メディアを対象に日本行きの取材ツアーを実施。参加メディアは、本社を視察したほか、東京で行われたflumpoolのライブ鑑賞とインタビュー取材を行った。「インターネットの配信画像や音源だけでは全てを伝えきれない。当社の事業内容や所属アーティストに対する理解を深めてもらいたいと思った。このツアーで興味を示してくれたので手応えがつかめた」とも。

 シンガポールを皮切りに、マレーシアやインドネシア市場へもプロモーションを手掛けていく予定。シューさんは「日本では有名でも、海を渡れば無名。地元の観客の前で演奏を披露しコミュニケーションを重ねることが重要で、着実な取り組みが市場形成につながるはず。東南アジア圏でもスタジアムが満員になるようなアーティストを輩出することが大きな目標」と意気込む。「東南アジア圏でミュージシャンや俳優の発掘・育成事業を必ず成し遂げ、日本と東南アジアの人的交流拡大に寄与していきたい」

 今後は、11月9日~11日に行われる「AFA(アニメ・フェスティバル・アジア)」に出展するほか、9月15日にflumpoolとWEAVER、11月にはPerfumeが来星し、ライブを開く予定。

  • はてなブックマークに追加