シンガポールの4大野生動物保護公園、絶滅危惧動物の繁殖に多数成功

リバーサファリで誕生したジャワラングール

リバーサファリで誕生したジャワラングール

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 4つの生態系テーマパーク「ジュロン・バードパーク」「ナイトサファリ」「シンガポール・ズー」「リバー・サファリ」を運営する「ワイルドライフ・リザーブズ・シンガポール(WRS)」が10月2日、2014年1月~8月の間に生まれた動物の赤ちゃんが400個体を超えたと発表した。うち4分の1はIUCNのレッドリストに絶滅危惧種として記載されているという。

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 「ナイトサファリ」では7月13日、シンガポールなど東南アジアの原生林に生息し、違法な密猟などによって絶滅にひんするスンダ・パンゴリン(センザンコウ)の繁殖に世界で初めて成功。同施設での繁殖は3回目となるが、同品種の繁殖は極めて珍しい。

 「リバー・サファリ」では、オオカワウソの繁殖にアジアで初めて成功。2013年の第一期繁殖では生存できなかった赤ちゃんも、今回は両親のカルロスとカーメンが経験を生かし、2匹の子どもたちに泳ぎ方などを教え、子育てに励んでいるという。

 「ジュロン・バードパーク」では、特殊な食習慣のためオウム種の中で最も人工飼育が難しいとされているゴリアテ・パームオウムの繁殖に初めて成功。4月14日に生まれた赤ちゃんは、成長すると体長約50センチメートル以上にもなるという。併せて絶滅危惧種である8羽のバリ・ミナの繁殖にも成功し、インドネシアとのベガワン基金パートナーシップに基づき、増えた個体を野生に返す運動も行っている。

 「シンガポール・ズー」では、絶滅危惧種であるコットン・トップ・タマリン(サル)とサザン・リバー・テラピン(カメ)の繁殖に成功。5月には同じく絶滅危惧とされるテングザルや7月19日に生まれたジャワ・ラングールの出産にも成功し、インドネシアに次いで世界で最も多いサルの絶滅危惧種を飼育する。

 WRSのCheng Wen-Haurチーフ・サイエンス・オフィサーは、「人間の心ない行為によって絶滅の危機にひんしている野生動物のために、地球の生物多様性を救うために、私たちの保全繁殖プログラムの努力が希望につながれば良い。訪問者にも保護の重要性を知ってもらいたい」と話す。

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