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シンガポールの割烹「寄人」が1周年、和食本来の味を提供 店名変更に

和食愛好家が集う

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 中心部の飲食店が集まるロバートソンキー地区にある席数15席の小さな割烹「寄人(よりと)」(60 Robertson Quay)が今春に1周年を迎え、店の名称が「和心からHide Yamamoto」に変わった。同店は、京都に生まれ、京都の老舗旅館や東京のホテル、割烹などで勤務後、東京で12年、小さな割烹料理店を営んでいた北川智博さんが料理長を務めている。

 海外では日本食と言えば『すし』の知名度が高くメーンストリームだが、北川さんは会席を広めていきたい考え。和食の奥深い魅力をカウンターで提供している。

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 日本文化に詳しい。和食好き。すしに飽きた――。在住日本人やローカルの人たちが通い、リピーター率は8割に上る。オープンから半年は日本人ばかりの利用だったが、半年後からローカルの客が目立ち始め、現在では半々の割合になっているという。40~50代の利用が多い。常連客だというシンガポール在住の医療機器輸出入の経営者は「細かな配慮が行き届いたサービスと新鮮な食材を最大限に引き出している会席が素晴らしい。日本人のみならず、シンガポールの富裕層やエグゼクティブ層の食通がひそかに通う店だ」と話す。

 同店で提供しているのは、フレンチと和食をミックスさせた創作メニュー。おでんの具を、かもミンチ、ニンジン、玉ねぎのコンソメスープで仕上げる「かもだしおでん」(1品5シンガポールドル~、税サ別)で、2日間かけて仕上げている。会席では、会席コース「竜胆(りんどう)」に含むほか、「菖蒲(あやめ)」では、かもだしで煮込んだトマトを冷やした品を含む。

 ディナー時は3種類の会席料理を提供。「菖蒲」(158シンガポールドル、税サ別)、「竜胆」(238シンガポールドル、同)、「スペシャル」(300シンガポールドル、同)。ランチタイム時には、コースメニュー(80シンガポールドル、同)や握りずし(39シンガポールドル、同)、海鮮ちらし丼(34シンガポールドル、同)、ステーキ丼(45シンガポールドル、同)などをそろえる。

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