高島屋とトランスコスモスの合弁会社TTIC、アジア向けEC事業で事務所開設

TTICの谷口一人社長

TTICの谷口一人社長

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高島屋とトランスコスモスが今年3月シンガポールに設立した合弁会社「TAKASHIMAYA TRANSCOSMOS INTERNATIONAL COMMERCE PTE.LTD(以下、TTIC)」の開所式が7月20日、タンジョンパガーのホテルで開かれた。シンガポールを拠点に日本の優れた商品をASEAN諸国に広めるBtoBのEC事業を展開する。

新事務所内部の様子

TTICは今年3月に出資比率高島屋51%、トランスコスモス49%で設立された合弁企業。既存取引先も含めた高島屋の商品調達力と、トランスコスモスのネットワーク構築力で日本の優れた商品をASEAN諸国に広く届けることが目的。現地の財閥系小売業やEC小売りに販売網を広げる活動を行っていく予定。高島屋は2016年にベトナム・ホーチミン、2017年にタイ・バンコクに新店舗をオープンさせる予定で、実店舗も含めEC事業においても海外向け販路を拡大していく戦略だ。

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TTIC谷口一人(かずと)社長は「シンガポールはASEANの中でもビジネスの中心であり拠点。高島屋はそのASEANの中において大きなプレゼンスがある。高島屋のブランドを活用しながらBtoBのEコマース事業を近隣各国へ展開していく。まずはそれぞれの国が全く違う発展のステージにあり、現地で何が求められているのかを知らなければならない。今年年末までに現地のニーズの把握、リサーチを行い、来年からはそれを果実あるものにしていきたい」とコメントする。

「日本はインバウンドで爆発的に市場が拡大している。世界各国のジャパンメード、ジャパンクオリティーに対する潜在的な素地(そじ)が高いこと示しており、TTICのASEANでのアウトバウンド事業の可能性は計り知れない。トランスコスモス社のイーコマース事業のグローバルな知名度と、シンガポール高島屋のASEANでのブランド力。この2つを生かしてTTICのスピードアップを図っていきたい」と高島屋の木本茂社長。

トランスコスモス船津康次会長兼CEOは「トランスコスモスは最大の戦略としてグローバルECを掲げている。ITの成長に伴い、消費者のニーズがものすごいスピードで変化している中、われわれはそこにいかに応えていくかということを最大の戦略として捉えている。この度は高島屋とのJVであり、われわれにとってもやりがいのあるビジネス。全力で立ち向かっていく」と意気込みを見せる。

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