描いた絵が動き出す「紙アプリ」、商業施設などが販促ツールとして活用へ

紙アプリイメージ(C)株式会社リコー

紙アプリイメージ(C)株式会社リコー

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 シンガポールなどを拠点にする日系企業「La Ditta」(本社=東京都港区)が9月1日、リコーの「紙アプリ」のアジアにおけるテストマーケティングを始める。

 「紙アプリ」は、リコーが2006年に開発したアプリケーション。紙に描いた自分の絵をスキャナーで読み込むと、その絵が映像となって動き出すコミュニケーションツール。イベントや店舗向けの販促支援サービスとして商業施設や教育現場、子ども向けイベントなどでの活用実績があり、採用されている。

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 La Dittaは、この技術のテストマーケティングをアジアで行う。対象国はシンガポールのほか、インド、フィリピン、マレーシア、インドネシア、台湾、香港、ベトナムの計8カ国。シンガポールでは既に大型商業施設との交渉が進んでおり、現地の広告代理店やスポーツマーケティングを手掛ける企業とも連携していく予定だ。

 「当初の対象国以外のタイからも引き合いが来ている。昨今の商業施設の増加により各施設が差別を図りたいと考えており、紙アプリが有効な日本発のマーケティング手段として活用されることを楽しみにしている」と小里博栄社長。

 シンガポールやムンバイに拠点を置く同社は2012年から、経済産業省のクールジャパン事業を受託し、インドのクールジャパンフェスティバルを主催している。次回の2016年2月の同イベントで、この技術をインド市場でも提案していく予定だ。