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シンガポール日本人会でチャリティー茶会 地元書画家とコラボも

チャリティー茶会(茶道裏千家淡交会シンガポール協会主催)

チャリティー茶会(茶道裏千家淡交会シンガポール協会主催)

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 シンガポールの日本人会2階ボールルーム(120 Adam Rd)で12月9日、チャリティー茶会が開催される。

 現在、世界各地でさまざまな協会が茶会を継続的に行っており、最近では日本の茶文化を広める「tea ambassador制度」を国内外で広めている。今年の9月には京都市建仁寺(けんにんじ)塔頭(たっちゅう)両足院でお茶協会主催の初代Tea Ambassadorコンテストも開かれた。

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チャリティー茶会は茶道裏千家淡交会シンガポール協会主催イベント。裏千家とは、千家流茶道分派の一つ。始祖は千利休、流祖を仙叟宗室(せんそうそうしつ)とする。

 淡交会は1940年、全国に存在していた裏千家茶道の複数の会や団体をまとめて宗家の直轄団体として結成。家元指導方針を順守し、裏千家茶道の基本的な点前作法を統一するほか、日本文化の興隆発展に寄与することを目的としており、日本のみならず世界各地に海外協会が組織されている。

 同イベントは2006年の第1回を皮切りに、シンガポール日本人会と在シンガポール日本国大使館ジャパンクリエイティブセンター後援の下、毎年開かれている。収益金は日本人会を通じて、現地の経済的に恵まれない家庭の子どもの教育支援のための基金「The Straits Times School Pocket Money Fund」へ寄付される。

 今回のテーマは「冬の風景」。2018年は日本各地で自然災害が起こり多くの被害を受けたが、つつがなく新年が迎えられるようにとの祈念を一服の茶に込めて来場者に振る舞い、常夏のシンガポールにはない季節の風情を届ける。

シンガポールのアーティスト、スタンレー・チン(荘沢恩、しょうたくおん)さんをゲストに迎え同時に作品展も開かれ、日星間の文化交流を楽しむことができる。 チンさんは1980年シンガポール生まれの書画家。宋元画家と禅僧の画僧(僧侶であって絵を描く者)を学ぶ一方、鎌倉室町時代画僧の画風の影響を受け、書は中国・日本両国の禅宗墨跡等の書風を学ぶ。

 開催時間は10時~16時(受付は9時30分~15時)。入場料は20ドル(濃茶席・薄茶席の2席、それぞれ茶と菓子付き)。