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シンガポールで書のパフォーマンス 「墨の可能性」に挑む  

力強く筆で描く姿は圧巻

力強く筆で描く姿は圧巻

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 書家、墨象アーティストとして活動する七澤菜波さんの海外初の個展とパフォーマンス「Infinity 墨は森羅万象の色」が11月23日まで、シンガポールの「XY Hotel」(11 Jln Klapa, Singapore 199323 )で開催された。

 来星してのパフォーマンス公演は今年7月に続き2回目だが、海外での個展は今回が初めてだという。今回は「一見黒という単色である墨にも無限の表現方法がある」ということで、にじみやぼかし、筆使いなどを駆使して「墨の可能性」を探求した作品から、金や赤、写真とも組み合わせて、新たな方向性の作品作りにも挑んだという。

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 オープニングイベントとして11月16日に行われた書のパフォーマンスには関係者から一般客まで多くの参加者が訪れた。 ビニールの上に大きな白い紙を設置。菜波さんは、花を持って裸足で端に立ち、一礼。ピンクや黄色の花を置いた後、大きな筆に墨をつけ、作品を描き始めた。美しい旋律に合わせて、しなかやに花と墨を駆使しながら作品が作り上げられていく。完成したのは「美」という文字だ。描き終わった後、会場は割れんばかりの拍手につつまれた。

 菜波さんは「作品を作るのとパフォーマンスは別物。作る時は無心だが、(パフォーマンスは)音楽の旋律にあわせて作品を作っていくので、見せ方にも気を配っている。自分としては音を奏でる気持ちで描いている。今後はシンガポールだけでなく、アジアの様々な国で個展やパフォーマンスを行っていきたい」と笑顔を見せた。